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静岡でブログる人々 このブログについて

ー もくじ ー
・第1回 ブログは、日々のプレゼンテーションだ 和田喜充氏 前編>> 後編>>
・第2回 一日一記事、お店の情報はブログで発信! 岡野圭子氏 前編>> 後編>>
・第3回 ブログは、書き手の人柄を伝える エディ・タチカワ氏 前編>> 中>> 後編>>
・第4回 地域ブログは見にくる人が身近な人。それが何よりいい 海野純好氏 前編>> 後編>>
・第5回 ブログは、初対面のお客さまが自分から自己紹介してくれる
      ウィングホーム(株)斎藤元志氏 前編>> 後編>>
・第6回 株式会社吉蔵 代表取締役 杉山吉孝氏 前編>> 後編>>
・第7回 村松時計店 店主 村松庄太郎氏 前編>> 後編>>
・第8回 alcali★LIFE 店長大村さん スタッフ柳野さん 前編>> 後編>>
・第9回 大野カメラ店 店主 大野仁志氏 前編>> 後編>>

第10回 独立起業に向け自己PRに活用  堀川 渉氏 前編

2010年07月02日
[ 堀川 渉 氏(社会起業家) ]
このコラムについて 話を聞く人/海野尚史
『ブログる人々』の記念すべき10回目にご紹介するeしずおかブロガーさんは、主に経済・社会ネタのブログを書いている堀川 渉さん。堀川さんは、1957年静岡市(旧清水市)生まれ。大学卒業後、インテリア専門商社に勤務した後、静岡県内の製造業にて国内・海外営業、マーケティングを担当。2009年2月に、それまで務めていた会社を早期退職して起業しました。現在は、静岡市清水産業情報プラザの創業者育成室を事務所として、生産財のマーケティングの他、社会起業家(ソーシャルアントレプレーナー)として活動しています。
2010年1月には、清水駅前銀座商店街にコミュニティカフェ「まちカフェSHIMIZU」をコーディネイトするかたわら、もつカレー総合研究所の一員として地域社会活性化活動にも参加。放置茶園の再生活動、日本茶インストラクターとして、日本茶の普及活動にも取り組んでいます。
第10回「静岡 ブログる人々」は、この度、ブログ記事総数1000本を達成した堀川 渉さんに、ブログにまつわるお話を伺ってきました。

【ブログタイトル】
●「Walter のモノローグ 50にして天命を知った後」  http://walter2.eshizuoka.jp/
●「まちカフェSHIMIZU」   http://machicafe.net/




■社会起業家のもうひとつの顔は、ロマンス宣教師だった。
共通しているのは、清水区の活性化


海野(以下、海野) ブログ記事総数1000本達成しました。おめでとうございます。
ブログを書き始めて、ほぼ3年での達成ですね。

堀川(以下、堀河)  ありがとうございます。
ところでwomoさんと一緒に清水で合コンパーティーはできないですかね。

海野 いきなりなんですか?

堀川  いえ、清水区の居酒屋さんやバーを会場にして、若い人たちが集まることができるイベントができないかと考えているところなんです。富士市の吉原や宇都宮市では地域ぐるみで合コンパーティーを実施していて、すごく盛り上がっているようなんです。ぜひとも清水でも実現できないかなと。

海野 ……わ、わかりました。womoのスタッフに話してみます(汗)。

堀川  ところで、6月19日が何の日か知っていますか?6月19日は“ロマンチック”、ということで「ロマンスの日」。最近、日本ロマンチスト協会のロマンス宣教師としての活動も始めたんです(笑)。

海野 それにしても堀川さんは、コミュニティカフェの運営をはじめ、もつカレー総合研究所、合コン支援、ロマンス宣教師など、さまざまな活動に取り組んでいますね。この一年で社会起業家としての活動の幅が広がってきました。

堀川  そうですね。コミュニティカフェ「まちカフェSHIMIZU」を始めたことがきっかけで、いろいろな方から声をかけていただくことが増えました。共通しているのは、清水区の活性化。


(写真は、コミュニティカフェ「まちカフェSHIMIZU」で開催されたブログ村の様子)

■50歳の誕生日に向けて、自分の気持ちをブログで整理

海野 いま堀川さんが取り組んでいる清水の活性化やご自分の活動の情報発信に使っているツールの一つが、地域ブログだと思います。「eしずおかブログ」のオープン当初からご自身のブログを書き続けていますね。

それではこのあたりから、この度、更新記事総数1000本を達成した堀川さんのブログについて、お話を伺いたいと思います。
これは堀川さんのブログ「Walter のモノローグ 50にして天命を知った後」の1本目の投稿記事です(プリントアウトを見せながら)。

堀川  …あぁ、懐かしいですね。実は、自分では一度書いた記事を、ほとんど読み返さないんですよ。…改行がズレてますね。こうなっちゃうんです。ほかの方にも指摘されました。

最初の頃は、登録画面に改行なしで全部ベタで打ち込んで、プレビューを見ながら改行の位置を確認していたんです。自分のパソコンでは、文章がきれいに揃ったつもりだったんですが、たまたま見せていただいた他人のパソコンでは全然違う場所で改行されていて、「せっかく改行しても意味ないじゃん」と。それ以来、ベタ打ちのままです。

海野  「Walter のモノローグ 50にして天命を知った後」は、2つ目のブログですよね。

堀川  最初のブログをeしずおかブログに立ち上げたのは、2007年の2月27日だったでしょうか。同じ年の6月2日が、わたしの50歳になる誕生日でした。

ブログを始めるにあたって、何を書こうかと考えたんです。ちょうど3ヶ月後に自分自身が50歳をむかえるタイミングでしたので、これから先の自分の人生で自分がやりたいと思うことをこの期間にまとめてみようかと考えました。それを毎日の記事にしたのが「50にして天命を知る」でした。タイトルは孔子の言葉からいただきました。

■「独立起業を考えているなら、自分をPRするための何かを始めておくべき。いつかきっと役に立つから…」

堀川  実はブログを始める少し前から「いつか会社を辞めよう。できれば、自分で新しいことやってみたい」という思いがありました。大学卒業後、20数年間会社勤めをしていたのですが、45歳過ぎた頃から「いつか独立して、自分で何か新しいことをやりたいな」「できれば自分がやりたいと思えることを」と考えるようになった。その頃、静岡県立大学の社会人ビジネス講座に通ったり、起業セミナーに参加したり、お茶関係のグループを作ったり…。

そのような場所で、会社での付き合いとはまったく違う人たちと出会うようになりました。そこではじめて、それまでの自分の視野はなんと狭かったことかと実感したわけです。

その頃に出会った方たちから、「いつか独立を考えているなら、何か自分をPRすることを始めておくといいですよ。メルマガでも、ホームページでも、ブログでもなんでもいい。会社を辞めて何か事を起こす時になって、必ず役に立つから」と勧められました。

それで「自分のアピールになることを、何かやってみよう」と思っていたところ、清水駅前銀座商店街でインテリアショップを営んでいる野口さんに「eしずおかブログという地域ブログがあるよ。自分も1ヶ月前から始めたんだ。堀川さんも一緒にやろうよ」と声をかけていただきました。

野口さんは、eしずおかブログが立ち上がってすぐに「まちはみんなの宝物」というブログを始めていて、自分自身がブログのおもしろさや可能性に気づいていたんだと思います。それで、自分だけじゃなく清水駅前銀座商店街の店主さんたちを集めて「ブログがおもしろいから、これからみんなでやろうよ」と動かれていた。その頃、はまぞーの和田さんの話を聞く機会もあって、「ブログを始めてみようか」となったわけです。

海野  野口さんとの出合いがきっかけになっていたわけですね。おふたりの出合いはその頃?

堀川  野口さんとは、静岡県がやっていた地域リーダー養成講座の講師としてお話を聞いたのが最初の出合いだったと思います。清水にも地元の活性化に個人で取り組んでいる人がいるんだ、と知って「自分も、自分の暮らす地域をもう一度見直してみよう」という気持ちになった。そのあたりから、コミュニティビジネスのようなものは自分に会っているかな、とも思いましたね。


■みんなとは違うやり方でブログを書いてみよう

海野  わたしが最初に知った堀川さんのブログは、最初の「Walter のモノローグ 50にして天命を知る」でした。その頃からすでに、写真なし、テキストだけ、それもかなりの長文でした。当時から、かなり目立っていた(笑)。最初からそのスタイルでいこうと考えていた?

堀川  ふつうは、多くの人に読んでもらえることを期待しますよね。“短い言葉で、伝えたいことを端的に表現する”とか“写真を入れよう”とか“絵文字も使ってみる”とか…、アクセスを増やすためにいろいろな手法があることは聞いていました。それに「読まれないブログのナンバーワンは、テキストだけ、というものだよ。しかも長いテキスト」って言われていることも。

でも、ぼくの場合は、人に向けて書くことが目的ではなかったので、「多くの方に読まれなくてもいいや。それより、みんなのやらないパターンで始めてみよう」と最初に決めました。それで、写真は入れない、絵文字使わない、テキストのみ。しかも、テキストの量はおかまいなし、というスタイルになったわけです。

店舗や会社のブログの場合は、地域の多くの方にお店のことを知っていただくことが重要ですから、アクセスの量が多ければ多いほどいいと思いますが、私の場合は目的が違う。

海野  ブログの内容は?

堀川  さきほどお話ししたように、「50にして天命を知る」は、自分が50歳を迎えるにあたり、これから先の自分の人生にむけて自分の気持ちを整理したり、考えをまとめたり…そんなことを書いていました。「自分の天命って何だろう」と考えながら書き続け、6月2日に誕生日を迎えました。誕生日までの97回の投稿記事で、自分なりに結論づけたつもりです。といっても、結論はでなかったんですけど。

で、「50にして天命を知る」は一旦終了して、1週間ほどブログを休みました。でも、その頃には“ブログを書いて寝る”というのがすっかり日々の生活パターンになっていて、ブログを書かないでいると何か物足りなく感じられて…。それで、また何かやりたいと思って同年6月の中旬から始めたのが「Walter のモノローグ 50にして天命を知った後」なんです。

  ( 後編を読む )  

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